とある魔術の禁書目録 6

禁書目録』第6巻。前巻は短編集でしたが、今回は長編です。
夏休みが明けて、2学期始業式の日が舞台。学校についてきてしまったインデックスは、風斬氷華と名乗る転校生と知り合いになる。初めて出来た友達に喜ぶインデックス。しかしこの日、学園都市内に魔術師が侵入してきて、街は大騒ぎに...。
こんな感じの話。相変らず熱い展開が満載なんだけど...その熱さがどうもシックリ来ないのも相変らず。どうにも上手く、当麻に感情移入できないのが最大の理由だと思うんですが...。しかし、脇役の活躍が良い感じで、それなりに面白かったです。
今回のイチオシは小萌先生。当麻に対して風斬氷華の正体を語るシーンがとても気に入りました。普段は頼りなさげだけど、それでもやっぱり教師ですね。決める所はキッチリと決めてくれるのが良かったかと。
また、久しぶりにインデックスの出番が豊富だったのが新鮮でした。ここ何冊かは、殆ど出番無かったからなぁ...。ビリビリッ娘も、インデックスとの対面を果たして良い感じな盛り上がり方をしているのが面白かったです。他にも、学園都市の"ボス"が一体何を企んでいるのかが、かなりハッキリしてきました。これで話の向かう先が割と固まったし...続きが楽しみです。