スレイヤーズVSオーフェン

スレイヤーズVSオーフェン』読了。
タイトルから想像するに、リナとオーフェンがガチで戦う話なのかと思いきや、そうではなく。異世界へと召喚されたリナ一行とオーフェン一行が、その世界の主をどつき回して元の世界に戻ろうとするお話でした。ようやく幻の一編に目を通す事が出来たかと思うと、少々感慨深いです。
内容的には、『すぺしゃる』や『無謀編』のノリなので、ナーガとキースが意気投合してたりと、結構ムチャクチャな展開なんですが...スレイヤーズオーフェンも、すげー久しぶりに読んだので、何か懐かしい。面白いと言うか、読んでて楽しかったです。
また、おまけCDに収録されている、神坂一秋田禎信のチャットログが面白い。この作品を書くに当たって行われたチャットの内容なんですが、こっちだけ読めば本編読まなくても問題ないぐらい、中身の濃いチャット。本編の元ネタがどんなものだったのかも良く分かるし、非常に良い感じでした。...ヴォイムの原点ってがウルザなんだ。これにはビックリしたけど、それ以上に、何の前置きも無くウルザの名前が出てきても話を進める二人が凄いと思った。
後は、最終巻以降のオーフェンがどうなったのかについても、チラッと書かれているのが嬉しかったり。まぁ何処まで本当の事が書かれているのかは不明ですが...あの後も平穏な人生は送れなかったんですな。
と言う訳で、結構満足な一冊でした。これのドラマCDが今月発売されるらしいけど...買おうかなー。