ゼロの使い魔 4

ゼロの使い魔』4巻。
今回はルイズが惚れ薬で才人にベッタリとなる話。薬で変わったルイズが素晴らしいですな。いつもは分厚いプライドで隠されている本性が、一時的に表に出てきているだけなんですが...それがもう。普段のギャップと合わさって、凄い事に。また、シエスタの頑張り具合もとても良い感じなんだけど、微妙に可哀相にも思える。どうやってもルイズと才人の間に割って入れないのは明白だからなぁ。ルイズと全面対決まで行けば最高なんですが...どうなることやら。
そういえば、ギーシュも1巻ではただの嫌なキャラだったけど、最近は非常に面白くて良いキャラになってますな。どこか憎めないのが良い所です。
んで終盤。姫さまの話は結構気に入ったのですが、なんとなくとってつけたような感じがしたりしなかったり。このシリーズは大抵、「ルイズと才人のラブコメ→裏で別の事件が起こっている→丸く収まったルイズと才人が事件を片付ける」と言う順番で話が進むのですが...話の本筋である事件のパートがラブコメにページを喰われて駆け足になっているのが、そう感じる原因の一つな気がします。
まぁラブコメが面白いんで、そこだけ魅力的に書かれていれば自分は満足なんですが...終盤の盛り上がりがもうちょっとあれば、もっと面白くなるんじゃないかなぁと。
さて、これで既刊分は全部読了。5巻は7月だそうで。楽しみっす。