絶望系 閉じられた世界

谷川流の書き下ろし新作。
この作品のあらすじを説明するのは激しく困難。取りあえず登場人物は、ダークな雰囲気を持つ美少女姉妹と感情の起伏が無い少年と普通の少年。それに天使と悪魔と死神と幽霊。ストーリーはあんまり無くて、この登場人物たちが世界とか絶望とかについての価値観を披露する話...だと思います。
微妙。激しく微妙。自分が小難しい話を読むのが苦手と言う事を差し引いても、これは肌に合わなさ過ぎます。ラスト付近の展開をそれなりに解釈できる人にとっては面白いかもしれませんが...自分は全くそんな気にはなれず。随所に盛り込まれているエロやらグロやらは大して気にならなかったけど、絶望と世界について延々と語られるのは流石に厳しいっす。つーか分からん。
これは一冊で完結してくれるようなので、それだけは安心。これで続くようなら、続編買うのはかなり鬱になりそう...。