薔薇のマリア 2

昨日に引き続き、2巻読了。前巻が地下のダンジョン探索だったのに対し、今回の舞台は地上。主人公がクラン同士の抗争に巻き込まれるお話です。
1巻よりもずっと面白かった。前巻は完全な下地作りのための一冊だったようで。今回は1巻での出来事を受け、色々な思惑が混ざり合う人間同士の話で、かなり盛り上がりました。ユリカの話し方には相変らず馴れないものの、都合の良い正義を振りかざしている『秩序の番人』と言うクランの首領相手に啖呵を切ったシーンは熱かった。その後の首領も言動も格好良かったし、結構満足。クラン『昼飯時』の首領も良い味出しているし。主人公はあんまり格好良くない気もしますが...その分、サブキャラ達の魅力で補われているので問題ないかと。今後は特にベアトリーチェの活躍に期待したい所です。
と言う訳で結構満足な一冊でした。伏線を幾つも残したまま終わっているので、続きが微妙に気になるっす。