六人の超音波科学者

Vシリーズ第7巻。今回はとある山奥の研究所で開かれたパーティで殺人が起こるお話です。
なんか久しぶりにミステリーらしいミステリーを読んだ気がします。事件の真相は全然分からなかったけど、犯人だけは予想通りでした。いつもは犯人も全然分からないので、これはちょっと嬉しかったり。しかしミステリーとして楽しめたのは良かったのですが、代わりに紫子さんの出番が殆ど無いのが残念。前巻でかなり不憫な思いをしていたから、この巻ではもう少し幸せになって欲しかったのですが、全然話に絡んで来なかったからなー。Vシリーズ残り3冊での巻き返しに期待したい所です。
ところで。今回はタイトルに珍しく何の捻りが無いように思えるんですが...。それとも何か隠されている事に気が付いていないだけなのだろうか?