魔剣天翔

Vシリーズ第5巻。今回の事件は飛行機のアクロバットショー中に起こります。飛行機のパイロットがフライト中に背後から射殺されるのですが、2人乗りの飛行機の後部座席がパイロット席で...みたいなお話です。
話自体は結構微妙な雰囲気が漂っていたのですが、紫子さんが可愛かったので個人的には満足な一冊でした。保呂草と小鳥遊に女性の影がちらついて、怒っている紫子さんがグッド。保呂草はともかく、小鳥遊相手に紫子さんが怒るのは割といつもの事と言う気がしますが、その理由が女性と言うのが新鮮。前に小鳥遊がアイドルと逃避行した時に怒っていたのも女性関係と言えなくも無いですが、あの時は心配して怒ってたからなぁ。嫉妬めいた怒り方したのは初めてじゃなかろうか。
ところで。最初に出てきた脅迫状に隠された謎には、全然気付けませんでした。何かあるんだろなぁとは思いましたが...ラストで紅子に答えと言うかヒントを言っていますが、それでも分からず。結局グーグル君に聞いてしまいました。これって、最初に読んだ時点で気付く事を期待して書かれてるんだろうか...。