まかでみ・らでぃかる 2

『まじしゃんず・あかでみぃ』シリーズの外伝短編集・第2巻。
流石、榊一郎です。なんの不安も無く安心して読め、そして充分面白い。収録されているのは、怪しげな魔法薬の話と、封印されていたとんでもない教師が復活する話と、人工精霊・トリンシアの話。最初の2本はコメディで、最後の1本はシンミリする話です。
一番良かったのは、最後のトリンの話でしょうか。人工精霊といっても、要は魔法の使えるAIみたいなもので。そのAIが感情に芽生える話なのですが...よくある話だけど、それでもちゃんと読ませるから凄い。まぁトリンよりも、ほむらの格好良さの方が目立っていた気もしますが。残りの2本は、しっかりとコメディしていて良い感じ。各所で小ネタが光ってます。タカセさんちのカナタ君って...。後、エーネウス。何度読んでも良いキャラですなぁ。
という事で、普通に満足した1冊でした。本編の続きにも期待。