GOSICK 4

桜庭一樹に挑戦・その四。学園内の時計塔で起こった不思議な事件を、ヴィクトリカが解決するお話です。
少しミステリーっぽさが戻った印象を受けました。まぁそれよりも、個人的にはアブリルとヴィクトリカが本編で出会うと言う事で、久城を巡っての骨肉の争いを期待していたのですが...思ったほどではなかったのが、少々残念。アブリルがヴィクトリカを意識して振舞うのは良かったのですが...読みたかったのはその逆の展開だったんだよなぁ。ヴィクトリカがアブリルに突っかかっていくような展開だと最高だったんですが。
また、2巻あたりから伏線の張ってあったキャラの登場で、ヴィクトリカの母、そしてヴィクトリカ自身の謎について少しは解けるかと思いきや、さらに深まった感じ。ついでに、ヴィクトリカと久城の行末に悲劇が待ち構えているような雰囲気が猛烈に漂ってて、続きが非常に気になります。一体どうなる事やら。
さて、これで『GOSICK』の既刊は読了。割と面白かったので、桜庭一樹の他の作品も読んでみよう。