GOSICK 2

桜庭一樹に挑戦・その二。
今回はヴィクトリカが母親の生まれた村を訪ねる話。母親は殺人の咎で村を追放されたが、その無実を証明するためにヴィクトリカと久城は村へと赴く。しかしそこで新たな事件に巻き込まれて...と言う流れで話が進みます。
1巻ほど急いだ感じが無くて良かったです。ヴィクトリカツンデレっぷりも、1巻より豊富にあって満足。冒頭の怒って口を利かなくなる所とか、ラストで必死になって久城を助ける所とかは、特に素晴らしい。これで久城のクラスメイトであるアブリルが絡んでくれば、さらに素敵な事になりそうですなぁ。手元にある既刊のあらすじを見る限りでは、アブリルが話に関わってきそうな感じなので、今から楽しみ。
しかし、いくらなんでも久城が鈍すぎるだろうなんて思ったりもしますが...まぁこの鈍さがあってこそ、ヴィクトリカとの掛け合いが魅力的になっているのは分かるんですが、それでももう少し頭の良い所があっても良いんじゃないかと。一応、国を代表して留学できるぐらいの秀才と言う設定なんだし。現状だと、ただのお人好しとしか読めない...。
ところで、微妙に回収されなかった伏線があるような気がするんですが...今後への布石と言う事で良いんですかね。結局床下には何が隠されていたんだろう。