終わりのクロニクル 3

ようやく『終わりのクロニクル』3作目読了。金属が命を持つ、武神と自動人形の3rd-Gとの交渉の話。
3冊合計で約1200ページぐらいと言う長さに、読んでる方が途中少々ダレ気味。佐山の変態っぷりは相変らず面白いんですが、なにせ長い分、佐山と新庄の掛け合いもそれ相応の分量があるわけで、途中で飽きが...。長いと、読む量と共に楽しめる時間も増えるんで良いんですが...もう少し話の進むスピードが早くても良いんじゃないかと思ったり。
しかしラスト、交渉が本格化した時の熱さは相変らず素晴らしい。佐山の宣言に対して、『Tes.!』と返事が来る瞬間がとにかく好きなのです。この部分を読むために買っていると言って良いぐらい。クライマックスに良いシーンが必ずあると分かっているだけに、途中が少々微妙でも最後まで読む気になれて、読んだ後には満足感が残る、と。いい作品だ。
さて、次は4作目。楽しみです。今月の新刊で下巻が出て完結したので、まとめて買ってこよう。