DADDYFACE メドゥーサ 4

長く続いた『メドゥーサ』編も、これにて完結。
美沙分が足りーん!! 結局最後まで、鷲士と美沙の父娘話は少なかった...。母親もあんまり絡んでないし。状況が状況なだけに、沢山入れるの難しかったのかも知れませんが、やはりもう少し読みたかったかなぁと。また、美沙の破天荒ぶりもこのシリーズの魅力の一つだと思ってますが、今回は話の舞台自体がすげー事になりすぎて、あんまり活躍してなかったし、親父は親父で、戦闘シーン少なかったし。けど、ちゃんとまとまって終わっているので、充分読めるし面白かった。
前巻で化けの皮が剥がれた我らがモンたんも、2冊目となると少々パワーダウン。3巻程のインパクトは無かったように思います。まぁそれでも、充分面白いキャラですが。終わり方を見ると、今後の再登場もありそうな雰囲気なのでけっこう期待しています。
一気に謎めいた冴葉の正体、最後に現れたラスボスっぽいデカブツ等、次に繋がる伏線がチラホラと書かれているのが楽しみ。あーもちろん、新結成したツイスターズも、素晴らしい組み合わせで楽しみ。本当に活動すればですが...。これで鷲士は本当の宝捜しになっていくんでしょうかね。
『メドゥーサ』編が長すぎて、完結と同時に、シリーズそのものが終わったように感じてしまったのですが、当然まだシリーズとしては完結していないわけで。今回張られた伏線もあることだし、鷲士と美貴の話も全然終わってないんで、次の巻には、その辺に期待しつつ。しかし、今度はちゃんとした刊行ペースで出るんだろうか...。