百鬼夜翔 霧が惑う暗夜

百鬼夜翔の最終章、中巻。下巻じゃなかったんですか...。
霧に包まれ、大混乱となった日本。霧の発生源が富士山にあることを突き止めたバロウズの面々は、霧を止めるため富士へと向かう。敵側も多数の妖怪にてこれを防衛しており、熾烈な戦闘が繰り広げられる。そんな中、何とか霧を作っている施設へと辿り着いたのだが...。
こんな感じ。てっきりこの巻で完結するのかと思っていましたが、どうやら終わらなかったようで。ナイト・フォッグとの争いは、もう少し続くようです。
未亜子さんに引き続き、八環さんも登場。ついでに流も出てきてるし、かなたも出番が増えてるし...なんと、妖魔夜行最終巻で滅んだ"彼女"も復活!! あー面白い。百鬼夜翔のキャラも良いんですが、個人的には妖魔夜行のキャラの方が思い入れあるんで嬉しい限り。シリーズを通して読んでいなくても話は分かるけど、読んでいればより楽しめる。そういう展開は大好きです。
百鬼夜翔のキャラで活躍が目立ったのは、エニぐまと桐子さんのラブラブペアと、早坂神父とジョニーの魔女確保組でしょうか。他には、洋大と父親の会話がとても良かったです。また最終章と言う事で、誰かは滅びるんだろうなぁと思っていましたが...そーか、ここかぁ、と言う人物がお亡くなりに。もう一人二人いなくなりそうな雰囲気が漂ってますが、どうなることでしょうか。
下巻は既に書き上がっていて、3月刊行予定だそうです。その後に外伝集みたいなのを出すつもりのようなので、次で完全完結と言うわけでは無さそうですが...シリーズとしては次で完結と思っていても良さそう。どんな結末が待っているのか、非常に楽しみです。