マリア様がみてる イン ライブラリー

マリみて』新刊。雑誌連載分の短編+書き下ろしです。
表題作『イン ライブラリー』以外は、どれも普通に楽しめました。『イン ライブラリー』はただの繋ぎの話だし、序盤でオチが読めるんで仕方ない部分だとは思いますが...。個人的に気に入ったのは『ジョアナ』と『図書館の本』ですかね。冒頭の瞳子に悶え、瞳子視点で語られる学園祭の演劇裏話『ジョアナ』で、その胸の内を読む。あーやっぱり瞳子良いわ。つーか、祐巳はとっとと妹にしろって。間違っても可南子なんぞ選ばないように。
『図書館の本』は普通に騙されました。最後まで気付かずに読んでいたもんだから...心地良く騙された感じがして良かったです。
しかし短編集は短編集で良いんだけど、本編の続きが気になっているので、そっちも読みたい。次こそは、祐巳由乃さんの妹作り話でしょうか。誰になるんだろう。祐巳瞳子で決定だと思うけど、由乃さんがなぁ。ストーカーを引き取りそうな気がしてならないのが嫌な感じだ...。