とある魔術の禁書目録 4

『目録』も4巻に突入。
とある事情で、海へと遊びに行った当麻とその家族+インデックス。当麻が海の家で目を醒ましてみると...何かおかしい。いない筈の妹が起こしに来て、インデックスが母親をやっている。戸惑う当麻だったが、どうやら外見と中身が入れ替わっているらしい。そこへ神裂と土御門が訪ねてきて...。
こんな感じの話。世界中の人間の外見と中身が入れ替わってしまう魔術が中心にある話なのですが、この大魔術の発生方法は...いくらなんでもないだろう。天文学的な確率な気がするぞ? 犯人についても、真っ先に気づけよ! と激しくツッコミを入れたい気分になりました。さらに、ラストのラストには拍子抜け。ついでに主人公の当麻は、相変らず良く分からないキャラで微妙な感じだし、やっぱり出番の無かったインデックス...などなど、他にもツッコミ入れたくなる部分が、あちこちで目につきました。
なんですが...今回は脇役達が熱かった。神裂と土御門。神裂の生い立ちとか、ラストの土御門とか。特に土御門は良かった。ラストにあった土御門のシーンは、かなりのお気に入り。一つ気に入った読みどころがあれば、他の部分には大抵目を瞑れます。
と言うわけで、流石にそろそろ、は減らして欲しいなぁと思いましたが、読みどころはあったので、そこそこ楽しめました。次はもうちょっと、読んでいて違和感を感じるような部分減ってくれると嬉しいんですが...。