護くんに女神の祝福を! 5

護くんと絢子が繰り広げる激甘ラブコメの5巻です。
バレンタインの季節。絢子の祖父が、突然帰国してくる事が決まった。孫を溺愛している祖父に、絢子は恋人が出来た事を隠そうとするが、上手くいかず。それなら護くんを祖父に認めてもらおうと考える絢子だったが、そこで事件が...。
こんな話。帰国した絢子のお爺さんが、孫の恋人として護くんが相応しいかどうか試そうとして、色々やる話なのですが...キタキタキタキタキター!! これですよ、これ! 自分はこういう役割をエメレンツィアに期待しているのですよ!! と言うわけで、遂に護くんを中心にこじれる話でした。いやー最高。とても面白かったです。
今回の読みどころはエメレンツィアでしょう。すげー良いキャラになってます。日本流バレンタインに習って、チョコレートで一喜一憂している様とか、ドレス褒められて喜んでるところとか、護くんを巡って絢子と張り合ったりしてるところとか、全編通して非常に素晴らしかった。久しぶりに悶えた気がします。
絢子は絢子で、酒飲んでブッ飛んだり、嫉妬に狂ってたりと、こちらもかなりのもの。特に後半、エメレンツィアと張り合っている絢子は面白かった...。
絢子のお爺さんも、かなり面白いキャラになっててグッド。あらすじ読んだときは、もっと厳格な人で、とにかく護くんの事を認めようとしないようなキャラなのかなぁ? なんて思っていたのですが、全然そんなことはなく。パワフルかつ魅力的なキャラでした。結構気に入ったのですが、今後再登場はあるんだろうか...。後、ドリル2号もとい汐音のイラストは必見。髪型が前衛芸術になってます。合わせて服装も意味不明。笑いを堪えるのが大変だった。
自分が望んでいた展開で、非常に満足でした。いつもは護くんと絢子のラブラブっぷりに、結構呆れる事もありました。今回も当然、相当なバカップルぶりを発揮しているんですが、それが全く気にならないぐらい面白かったです。この調子で続いてくれると、非常に嬉しいですな。次にも大期待ということで。