まじしゃんず・あかでみい 5

『まかでみ』新刊。本編は約1年振りですな。榊一郎、今月2冊目の新刊です。
今回の舞台は温泉。商店街の福引で高級スキーリゾートのチケットを引き当てた拓人が、いつものメンバーで旅行に出かける話。
段々とラブコメ分が少なくなってきているのは非常に残念な所ですが、不足分をシリアスな展開 + 榮太郎の悪ノリで補っている感じでしょうか。鈴穂で真面目な話をやって、榮太郎とエーネウスでコメディやってます。その分、タナロットもファルチェも拓人も、大して出番がありませんが...。相変らず双葉の出番もあるのですが、扱い酷いなー。可哀相になってきた。
どちらのパートも面白かったです。特に榮太郎のノリはかなり面白い。エーネウスとのコンビは絶妙ですな。鈴穂は鈴穂で、喋れなくなった元凶が明かされてたりと、読みどころはバッチリ。満足です。さらには、拓人たちの所属する<学園>に敵対する組織<連盟>なるものが登場して、話が徐々に動き出しました。暫くは<学園> vs <連盟>で話が進むんでしょうかね。新キャラもレギュラー化しそうだし、これでラブコメも新たな局面に入りそう。ストーリー共々、期待大です。
ところで。傘でメイドが空を飛ぶって、元ネタは『メアリー・ポピンズ』でいいんだろうか。けどあれは、メイドと言うよりもベビーシッターみたいな感じだった気がするんですが...まぁ似たようなものか。『ビックオー』のパロディもありましたが...決め台詞が出てくるまで気付かなかった。なんで『ビッグオー』なのか不思議なのですが、多分最近見たんだろうなぁ。しかし、コックピットのイラストまでそのままなのは、流石にどうなんだろう。
この2つってどっちが知名度高いんだろうか、なんて少し思ったり。