トゥインクル☆スターシップ 7

トゥインクル』シリーズの新刊。
船内に3つある食堂が、お互いに味を競って料理対決する話です。外伝的な話で、本編は全くと言って良いほど進んでません。
ま、またキャラが増えた...。それも一人二人なんてレベルじゃなくて、一挙12人も。全員読者から募集したキャラで、その設定を生かして今回は料理対決になったとの事。まぁそれはそれで、それなりに面白かったのですが、しかし。
前巻に続いて、ラブコメ分が...ラブコメ分が圧倒的に不足してます。ミヅキとミズホとセーラとマリーとユズリハとセイジで、ラブコメやってくれるんじゃないんですか...。セーラがかき回してマリーが怒り、そしてミヅキは不機嫌になる。ユズリハの笑顔は何故か怖くて、ミズホの微笑みとは対照的だね、みたいな。まぁ、これはかなり極端と言うか典型的な例ですけども...とにかくこの作品には、ラブコメ分満載な話を期待していた訳です。
自分勝手な思い込みと言うか願いであるのは確かですが...せっかく男女比1:4999なんて言う設定なのに、コメディだけじゃ勿体無いと思ってしまうのは自分だけでしょうか。
庄司卓の本は『絶神久遠』と『ステラーミミィ』、ゲームのノベライズ以外は全部読んでて、好きな作家の一人なのは間違いないのですが...だからこそ、新刊には毎回期待しているわけで。期待していた事と比較すると、この巻は詰まらない訳じゃなかったけど、少々残念だったのも事実。まぁしかし次は本編に戻るだろうし、そっちに期待します。その前に、次こそ『ヨーコ』の新刊ですかね?