このライトノベルがすごい! 2005

今日本屋で見つけたので購入。一通り読了しました。
よく行くサイトの管理人さんたちの名前が、あちこちで飛び交っているせいもあるのかもしれませんが....Web版の『このライトノベルがすごい!』を上手く本にしたような感じでしょうか。ランキングと作品紹介をメインに据えてある辺りに、とてもWeb版の雰囲気を感じます。取り上げられている作品は、メジャーどころからマイナーどころまで、ツボを押さえた作品ラインナップ。ライトノベル入門書として、良い出来だと思いました。
しかし、作品紹介を読んでいて思ったのですが、よくもまぁこれだけの作品を紹介できるライターさんがいるもんですね。複数の方で分担して書かれているとは言え、紹介しているという事は読んでいるという事で。今度Vol.2が出る『ライトノベル完全読本』でも、ライターが不足しているらしいのですが...頷ける話です。
んで、中身。まずは作品部門ですが...『ハルヒ』シリーズと『学校を出よう!』シリーズで、これほどまで人気に差があったとは。『ハルヒ』が1位で『学校を出よう!』が21位。『学校を出よう!』の方が好きな自分としては、かなり驚きの結果です。全く同時にスタートしたはずなんですが...一体どこで、これほどにまで差がついたんだろう。
作品部門で自分が投票した分には、コリもせず『ジェスターズ・ギャラクシー』があったわけですが。ランク外なのにちょっと寂しい思いをしたのも束の間、『ライトノベルジャンル別ガイド』にて、『ジェスターズ・ギャラクシー』が取り上げられていて一安心。完全無視かと思ってたので、ホント良かった。
また、自分のコメントが一つだけ採用されてるのを見て、思わずニヤリ。時間無くって、かなりおざなりな感じでアンケートに答えたんですが...良かった良かった。ついでに名前も適当だったんで、自分の名前を探しても載ってません。
キャラクタ部門では、自分の投票した『宮野秀策』が、ランキングにかけらも引っかかってなかった。『ARIEL』の岸田博士が男性部門10位にランクインしてるのに...。確かに博士は自分もかなり好きなキャラだし、勝てないかもしれないけど...完全にランク外なのはなぁ。一緒に入れた茉衣子の方は何とかランクインしてましたが...ハルヒと有希さんが同率3位なのに比べると、圧倒的に下です。この辺は作品自体の知名度のためですかね。
名台詞部門は、どうやってランク付けするのかかなり疑問だったのですが...諦めましたか。そりゃそうだよなぁ。しかしランク付けされず、このように並べられているのも良い感じです。ただ、もうちょっと沢山紹介して欲しかったところではありますが...。
後、珍しい所としては、売上ランキングがあったのが興味深いです。実際見てみると、今回のアンケート結果でのランキングと売上のランキングは全然別物。こんなに違うんだなぁと妙に感心してしまった。しかし『グイン・サーガ』って、そんなに強いんですか。そう言われると気になるけれど、間違っても今から読む気になれません。
こんな感じです。かなり良い出来だと思うので、気になる方は一読されてみてはどうでしょうか。
最後に一つ思った事。
ウフコックって...ペット?
以上、感想でした。