DADDYFACE メドゥーサ3

『DADDY FACE』シリーズ、久々の新刊。
ただでさえ久々なのに、何チームかに分かれて話が進んでいるため、割と複雑な作りになっているせいもあって、全然話を覚えていない...忘れたまんま読むのも勿体無いんで、このメドゥーサ編をまとめて一気読み。疲れた...。と言うわけで、年の差9歳の父娘が繰り広げる宝捜し、メドゥーサ編の3冊目です。
読み終わっての感想。もっと美沙分を、美沙分をよこせぇぇえ!! ...いやまぁ、前巻よりはそれなりにあったと思うんですけどね。個人的には、もう少し美沙と鷲士の父娘話が読みたかったかなぁと。そこに母親も絡んでくると最高なんですが、これは今の展開では無理だしなぁ。
しかし、そんな不足がちな美沙分を、正反対の方向から補ってくれたのが殺人鬼デイモン。このキャラ面白すぎる。これまでは不気味な変態だったのが、この巻で面白いマッドな変態に早変わり。「ずるいぞぅ!」って...誰だよお前。まさかこんなキャラだったとは...知能と性格は無関係だと言う良い見本ですな。割とシリアスな展開で話が進んでいくんですが、そのシリアスな雰囲気をいい感じで壊してくれてます。いやー最高。
話としては、幾つか作品として重要そうな伏線も張られた感じ。メドゥーサは相変らず世界中で猛威を振るっているし、残り1冊でどうまとめるのか、続きが楽しみっす。しかし結城の血筋って...マジ?