ザ・サード 7 死すべき神々の荒野(上)

すげー久しぶりな、『ザ・サード』の長編。
今回は、突如として学校を退職して姿を消したパイフウを、火乃香が追いかけるお話。パイフウの暗殺者としての過去に、大戦時の遺産であるオーバーテクノロジーが絡んできます。そして、火乃香の前にも敵が...といった展開。
まだ上巻なので何とも言えませんが、それなりに面白く読めました。文章が安定していると、それだけで読めるのが良いです。話は全然進んでないような気もしますが...あとがき曰く、外伝的なエピソードらしいので、仕方ないと言えば仕方ないのですが。
パイフウがメイン? のはずが、やっぱりメイン張ってるのは火乃香です。パイフウの話もあるにはあるんだけど、上巻で伏線を張っておいて、下巻で使う感じなんですかね。追っかけてる火乃香のエピソードの方が多かったし、面白かった。まぁパイフウが、ひたすらに絶世の美女扱いされてるのはちょっと面白かった。すっかり忘れてたよ。
後は下巻次第と言った所でしょうか。流石に下巻はパイフウ中心で話が進むんだろうなー。張った伏線をどう回収するか、楽しみです。