てのひらのエネミー 2

3月に出たシリーズの続き。虐められっ子だった少年が魔王の力を手に入れた前巻。魔王が復活した事で、弾圧されていた魔法使いたちへの圧力も強まり、「魔法使い狩り」が始まって...みたいな感じで話が進んでいきます。
ノール領を巡る陰謀が大体明らかになって、一応の決着が着く形。1巻と比較して、シリアスなパートとコメディなパートのギャップがかなり減ってて良い感じです。前巻ではソコの所で微妙に滑ってた印象を受けていたので、今回の展開はとても良かったと思う。やっぱりガリルの出番があんまり無かったからなー。
次巻以降、どうやらアウルは本格的に魔王として動くようだけど、そう決心した理由がちょっと良く分からない。ノールから教会の影響を取り除くため、と考えていて良いのだろうか...?