ROOM NO.1301 #2

1301の新刊。1巻が去年の9月ぐらいだから、9ヶ月振りですな。
今回のヒロインは、クラスメートの有馬冴子。主人公・健一は、夜の公園で出会った際、彼女が自分と同じ1303号室の鍵を持ってる事を知り、そのままあの不思議なマンションへと案内する。そのまま1303号室の住人となった冴子だが、実は...。
こんな話。前巻は綾の話で、今回は冴子の話。一応主人公の彼女である千夜子は、またまた影薄し。まぁマンションに関わってないので、当然と言えば当然なんですが...。
この巻も面白かった。前巻よりはちょっと控えめな雰囲気はするものの、まぁ前が前だったのでこのぐらいが丁度良いかも。個人的には、1301号室で繰り広げられた鍋のシーンがお気に入り。管理人さんが気の毒に思いつつも、面白いものは面白い。
何だかんだ良いながらも、結局歯止めの効かない主人公。一体どれだけ喰うんですかね。このままだと、出てくるヒロインは片っ端から餌食なんだろうなー。あとがきでは5巻以上続くような事が書かれてたし...。つーか、彼女である千夜子は? いつまでほったらかしにしとくんだろ。
ところで、巻頭の人物紹介では「大前千夜子」となってるんだけど、本文では「大海千夜子」となってる。多分本文の方が正解だとは思うんだけど、何かしらの意図があるんだろうか。それともただの間違い?