先輩とぼく 2

2月にデビューした新人さんの2冊目。
色々ありながらも、付き合い始める事となった主人公・山城一とその先輩、平賀つばさ。一の幼馴染・嵐は、大好きな一がいつの間にか見知らぬ人と付き合っているのを見て、なんとしても二人の間に割って入ろうとするのだが...。
こんな感じ。前巻読んだ時に、続きはギャグに走るかラブコメに走るかどっちかだ、見たいな事を書いたのですが、この巻はギャグというかコメディに走ったようで。1巻で「入れ替わり」について決着が着いている以上、自然とそれ以外の部分で勝負する事になると思うのですが...1巻に比べると、ちょっと見劣りする印象を受けました。
なんか読んでて、まとまりが無いような気がしました。具体的には、番長襲来とかじいちゃん襲来とか。後、ちょくちょく一人称の人物が変わるのも最初かなり戸惑いました。しかし、タッキーは相変わらず面白いし、幼馴染で妹キャラ「嵐」も今後次第では面白いキャラになりそうだしと、読みどころもちゃんとあって、そこは良かった。
この先、どんな風に話を持っていくのかが気になるところです。暫くはコメディ路線を突き進むかと思いますが...最終的にどこに行き着くんですかね。