吉永さん家のガーゴイル 3

新刊出てました。結構ペース良く発売されてて嬉しいです。
最強の門番・ガーゴイルが守る吉永家。その長女・双葉はある日、ガーゴイルを作った錬金術師で、アンティークショップ・兎轄舎のお姉さんに呼び出された。どうやら、ある装置のテストを頼みたいらしい。その装置とは、植物と会話できるようになるヘルメット。嫌々ながらもテストを引き受けた双葉だったが...。
こんな話。植物と会話できるようなる、と言う設定で、序盤はすんごくホノボノとした展開。そして後半、キッチリと感動的な路線に持ってきてるのが素晴らしい。いつも通り、楽しく読めました。
「植物と会話できる」これがメインなので、てっきりメルヘン一色で話が進めていくのかと思っていたのですが、そういうわけでもなく。ちゃんと一捻りしてラストに繋げているのが上手いと思いました。こういう考え方はした事がなかったので、ちょっと新鮮。
また、ラストのバトルにあった、ガーゴイルの台詞が格好良くて素敵です。最初の頃のガーゴイルなら、こんな考え方は出来なかっただろうなー。
この巻も面白くて、非常に良かったです。続きにも期待。