アリソン 3

アリソンの最終巻の上巻。
東西の大国間の争いが集結して数ヶ月。遂に橋がかかり、両国間の旅行が解禁された。かねてからの約束どおり、アリソンとヴィルはベネディクトからの招待を受け、大陸間横断列車での旅行へと出かける。西の地を訪れることに興奮していたヴィル、ヴィルとの旅行を楽しみにしていたアリソン。思惑は微妙に違えど、旅行を楽しんでいた2人だったが、しかしある時、車内で大事件が...。
えーと、コレは一体どういう事? 何だってこんな始まり方してますか? この結果は変わらないんですか? これって、そのまんま鵜呑みにして下巻で「やられた!」と驚くための伏線だよね? いや、そうであってくれ...。
衝撃の序章にツッコミいれるのはこのぐらいにして、内容。今回は大陸間横断列車が舞台。冒頭部分を除けば、これまで通りのノリで書かれてて楽しく読めます。果敢にアタックを試みるも、どうにもヴィルに気付いてもらえないアリソンが良い。好きなだけ部屋の中壊してもいいから。つーかヴィル、気付け。
冒頭のインパクトが強すぎて、これにどう繋げるのかと言うその一点のみが、ずーっと気になってました。いや、リアルタイムで読んでなくて良かった。ココで切られて2ヶ月待ちってのは勘弁だよなー。もう今月の新刊売ってるっぽいので、明日買って読みます。