吉永さん家のガーゴイル 2

この前1巻が出たばかりですが、続いて2巻も刊行。
最近世間を賑わせている怪盗・百色。予告状を送りつけてから犯行に臨むと言う、まさしく「怪盗」な泥棒だが、そんな彼が、最強の門番である吉永家のガーゴイルの噂を聞きつけた。その噂を聞き、自分の侵入技術に絶対の自信を持つ百色がガーゴイルに決闘を挑んだ夜、ある研究所に忍び込んだ百色は、一人の少女に出会って...。
こんな話。前巻のように、短編がいくつか入ったような形ではなく、完全に一つの話となってます。今回のメインは、怪盗百色を名乗る泥棒と吉永一家、そして超能力少女『梨々』。ガーゴイル自体は結構脇役で、百色と梨々が中心です。
この巻も1巻に引けをとらない楽しさで、結構満足。百色と梨々の触れ合いは秀逸でした。梨々を守ろうとする百色も良ければ、内に秘めた心情を吐露する梨々も良い。
面白かったです。次巻にも期待。