マルドゥック・スクランブル The Second Combustion-燃焼 冲方丁 / ハヤカワ文庫

2巻目。前巻の銃撃戦から一転、派手なアクションはない。が、後半に待ち受けているカジノのシーンは面白かった。
1行先、1ページ先が気になって気になって仕方がない展開。特にバロットvsベル・ウィングのあたりは凄い。若干ゲームのルールが良く分からない感じもしましたが、それほどの問題になるような事もなく引き込まれました。この流れは3巻にも引き継がれるようなのでかなり嬉しい。
バロットの成長と言うのも読みどころの一つ。ドクターとウフコックに支えられ、彼らを頼り、しかし依存しきることなく成長していくバロット。こういう話大好きです。相方のウフコックがとてもいい味出してる。この2人の掛け合いは、なんか微笑ましいんだよなー。
次巻で完結。どのような結末を迎えるのか楽しみだ。