ARIEL 20 笹本祐一 / ソノラマ文庫

長年続いたこのシリーズもついに最終巻。ホント長かった。
シリーズ始まった頃は宇宙人vs地球人という、分かりやすい構図だったこの作品も終わる頃にはそんな単純な話ではなくなって、最後はこういう風にまとめましたか。盛り上がりと言う点では若干欠けるものの、理想的な結末には違いないので、まあ良かったかなと。ラスト、絢の成長っぷりが妙に印象に残った。最初の頃は、「受験がー」とやたら騒いでたのになー。
この作品で自分が一番気に入っているのは岸田博士。科学者の鑑ですな。特にオープン・フリートに乗り込んでいった時の博士は素晴らしかった。これで終わりと思うと、やっぱり残念です。もう博士の勇姿は読めないのか...。
けど外伝はまだ書かれるそうなので、そっちに期待することにします。20冊、お疲れ様でした。