デュアン・サーク2 3 魔法戦士誕生 深沢美潮 / 電撃文庫

デュアン第2部3巻。半年振りの新刊です。思ったより早い刊行でちょっとビックリ。
デュアンは魔法戦士の道を目指し、オルバと別れ一人、前巻登場の魔法使いサヴァランを訪ねる。しばらくの間、サヴァラン宅で過ごすデュアンだったが、ある日、その魔法使いに助けを求める男が現れる。話によると、金の森と呼ばれる森が全滅の危機に瀕しているという。サヴァランの要請を受け、共に森を救うためにデュアンは手を貸すのだが...。
こんな話。デュアンが仲間と別れ、独り立ちするところがメインかな? どっからどー読んでも、「深沢美潮!!」って感じの展開でした。
最近はフォーチュンよりも、こっちの方が面白くなってきた気がします。将来、勇者として伝説にその名を刻む男の話なので、基本的に成長譚なのが読んでて楽しい。特に今回は魔法戦士としての道を踏み出そうとしている、まさにその時の話だからなおさら。パステルは成長してんのか? と言いたくなってしまうからなぁ。
後、今更気づいたんですが、イラストがとても良いですね。特に第2部に入ってからの、戸部淑氏が書く絵は雰囲気がぴったりとあっている感じがします。
この人の作品としては、久々に早く続きが読みたいと思いました。下巻に期待。