封仙娘娘追宝録 天を騒がす落し物 ろくごまるに / 富士見ファンタジア文庫

ついにこのシリーズに手を出す日が来てしまった。ろくごまるに先生、生きてますか?
新米仙人である和穂は、とあるミスから欠陥宝貝(魔法の道具)を人間界にばら撒いてしまった。その数726個。どれもこれも強大な力を持つ道具であり、このままでは人間界に多大な影響を及ぼしてしまう。そこで和穂は散らばった宝貝を回収するため、同じく宝貝である殷雷刀と共に人間界に降りた...。
こんな感じの中華風ファンタジーです。まだ1巻しか読んでいないのですが、よく耳にする「力技ではなく知恵で問題を解決する話」と言う評価は全くもって正しいですね。力ではなく、知恵で話を進める主人公。確かに最近あまり見ない展開なので、読んでいて新鮮でした。
1巻と言うことで全体の半分ほどは導入に割かれているため、宝貝回収のくだりがちょっと短かったかなぁと思いましたが、それでもちゃんと捻りが効いているあたりが素晴らしいです。
2巻までしか買ってこなかったのは失敗だったかも。早いとこ全部買ってこよ。