i.d. 1 神使いたちの長い放課後 三雲岳斗 / 電撃文庫

三雲岳斗の新シリーズ。この人は結構好きな作家さんなんで、期待しつつ読了。
異能力者たちが集う、とある塾に通う主人公。ある日その塾が何者かによって破壊されてしまう。この事故を辛くも生き残った主人公は、その後普通の高校生としての生活を送る。しかしそんな生活もつかの間、高校で殺人事件が。しかもその手口はどうやら、異能力を用いたものらしい...。
ミステリー仕立てのストーリー構成になってますが、異能力の設定が変わっただけの『レベリオン』って言うのが一番分かりやすい説明かも。あとがきを読む限りでは、『レベリオン』のラストから3年後の世界らしいし。異能力は割とレアな仕様になっていて、1人でもそれなりの力が使えるけど、2人揃うと圧倒的な力を振るえるといった感じ。2人ってところで、人間関係を絡めて話を進めていくのかな。
そんなわけで、安心して読めるのは確かなんだけど、あんまり目新しさがないのもまた事実。この先の展開次第ってとこですかね。