実写版 セーラームーン

撮るって話を聞いたときは耳を疑ったこの作品も遂に放送の日を迎えました。見逃すわけには行かないんで、きっちりとチェックしましたよ、ええ。
すんげー痛いんだろうなーという先入観バリバリで見たんですが、覚悟があってもやっぱり痛いもんは痛かったです。いやー笑った笑った。
さて、ツッコミどころは色々あるんだけど、まずは衣装。変身後の衣装は言うに及ばず、普段のセーラー服も作りが安っぽい。東急ハンズで買ってきたのかと突っ込みたくなる感じ。ルナは「猫」じゃなくて「猫のぬいぐるみ」で動くときだけCGで止まってるときはまんまぬいぐるみ使ってたり。そのルナはうさぎに会って何の説明もせずに、「あなたは戦士なのよ」と説得を始める電波っぷり。いきなりそんなこと言われて誰が「そうなのか」と納得するんですかね。声がアニメの時と同じなのは、ちょっとだけ評価できるけど。
一番ビビッタのは学校の教室のシーン。なんと机と椅子が全部ピンク色です。最近の中学校ってピンク色の椅子に座ってピンク色の机で授業受けてるんでしょうか。自分の記憶とのズレに時の流れを感じました。
こんな感じで痛いところ満載だったんですが、けどこの痛さは「実写の違和感」からくるんじゃなくて、「ターゲットの違い」から来てるんじゃないかなぁと思いました。細かいこと無視できれば、話はセーラームーンなわけですからね。無視できない自分には痛い番組でも、無視できる人たちにとっては普通の特撮番組になるんでしょう。
多分小学生低学年とかはそこそこ楽しめるんじゃない? 自分も別の意味で楽しめるけど。