イスベルの戦賦 よ、来たれ 新城カズマ / ファミ通文庫

6月に出てた新城カズマの新作。読む気はなかったんだけど『ジェスターズ・ギャラクシー』が面白いんで、こっちはどうかな?と手にとって見た次第です。
内容は完全なファンタジー。ある国が他国の侵略を受けて滅びてしまう。しかし王女だけは逃げ延び、復讐を誓うってな感じです。後書きを読む限り、『指輪物語』にほとんど女の子が出てこないのを寂しく思った少年時代の想いを小説家となった今、自分で書いて果たそうとした作品だそうで。
確かに付属している世界地図は、『指輪物語』のそれを思い起こさせるし、話自体も重厚な雰囲気を漂わせてます。軽いノリに慣れてる自分としてはちょっと読みづらい感もあるのだけれど、それでも続きが気になる程度には面白い。イラストも綺麗だし。
2巻も買ってあるんで、そちらの感想はまた後日。