リバーズ・エンド 5 change the world 橋本紡 / 電撃文庫

リバーズ・エンドの最終巻。かなり……な作品だった、前作の『バトルシップ・ガール』に比べて遥かに面白い話だったので結末にはかなり期待してたのですが。いまいち盛り上がりに欠ける結末でかなりガッカリ。
簡単に粗筋を説明すると、悪い宇宙人から地球を守るために集められた少年少女たちの苦悩と友情の物語。集められたと言うのがミソで、主人公達はロクな説明も受けないまま集められたわけです。そんで軟禁して意識だけ宇宙船に飛ばして戦闘させると。
最終巻では、攻められる前に攻めろとばかり敵の本拠地に向かって進軍。そんでもって戦いました勝ちました終了。ってなんだそりゃあぁぁぁああ! 後日談もほとんどないし。最後の最後で拍子抜けした感じ。前までで謎とされてたものが片っ端から説明されて、しかもそれがほとんど予想通りというか、ひねりがないと言うか。この辺は『バトルシップ・ガール』に通ずるものがある。これじゃ盛り上がらんよ。
いい作品かどうかってのは、最後の最後まで分かりませんね。