ロウきゅーぶ! 8

アニメも始まった『ロウきゅーぶ!』8冊目。今回は昴の父親が帰還。それもバスケがとても上手い、フランス人の少女を連れて...と言うお話。

バスケ成分がそれなりにあって良かったです。特に終盤の展開が素晴らしい。
突然登場した新キャラ・ミミは智花より1つ年下なのに、同じぐらいバスケが上手く、良いライバル関係になりそう。人当たりの良い性格をしている事もあって、今後の活躍に期待が持てるキャラでした。序盤からいきなり始まった智花との試合が良い感じに熱かったです。
中盤は智花の誕生日会の話。紗季とプレゼントを買いに行く話とか、誕生日会そのものの話とか、ひたすらイチャイチャする展開が続いていました。昴のわざとらしいほどに無自覚で女の子たちに衝撃を与える発言の数々を、そろそろ何とかしてください。どんだけ誘惑すれば気が済むのかな!
このままロリきゅーぶとして終わってしまうのか...と思いましたが、終盤には予想外の方面に話が進んでビックリ。ミミ以外にも、何故か新キャラの登場が多いなぁと思っていたら...こう言う事か!! 竹中の双子妹に紗季をライバル視する後輩が新たに登場し、そこにひなたの妹とミミを加えた5人。5人と言う事は...そう、もう1チーム出来るじゃないか。これは竹中GJと言わざるをえない。良くやった。ホント良くやった。
そんな急造ライバルチームとの試合の楽しさが凄かったです。智花たちの成長が存分に感じられる内容だった事に加え、全員5年生で後輩に当たる彼女らに負ける訳には行かないと気合いを入れつつ、でも試合が出来る喜びが随所から伝わってくる試合内容が最高でした。
5年生チームが部に入ってくれるかは分かりませんが、もし入ってくれれば、人数不足で出られなかった公式試合への道が開ける。続きがとても楽しみです。