筋肉の神マッスル 2

続編が出るとは思っていなかったシリーズ2冊目。筋肉の神・まっする様の力を授かって、猿神の脅威から街を救った主人公。今回は、その力を怪しげな人物に見込まれて、気づかないうちにつけ回されていて...と言う感じに話が始まります。

面白かったです。相変わらずどこか変な話で、その変な雰囲気が時々坪にはまって良い感じ。主人公は女性のため煩悩のためにその活力を使い、まっする様の巫女神である艶乃はその事に気付かず、時折見せる真摯(っぽい)な態度に感心する。すれ違いっぷりが良かったです。艷乃はちょっとかわいそうだったけど...。
今回、主人公を付け狙っていた相手がスタイルの良い美人だったので、主人公はデレデレ。相手の話を聞いて協力する気満々になった所まではスムーズに話が進みます。どこまでも自分の欲望に正直な主人公の勇姿には、感動すら覚えるほどでした。
ただ、どうにも話が美味すぎる...と思っていたら、やっぱりあったよ落とし穴が!! しかもこれは酷いとしか言い様のない展開で思いきり噴きました。流石だ...。

しかし、1巻ほどに筋肉ではなかった事が残念。もっと筋肉を全面に押し出してくると思っていたのですが、そうもいかないのかなぁ。