僕と彼女のゲーム戦争 3

ほぼ女子しかいない学校へと通う主人公が、TVゲームのチーム戦で大会へと挑む部活に入って活動するお話の3冊目。今回は新キャラが登場。主人公の幼馴染で、声優としても活動している彼女と偶然再開し、しかも学校も同じと分かって部活へと誘う主人公だが...と言う展開。
面白かったです。新キャラの登場で、微妙に修羅場っぽくなっている雰囲気が最高でした。部の仲間であり先輩でもある杉鹿の嫉妬っぷりが素晴らしい素晴らしい。明らかに気になっている杉鹿のこと、主人公の傍にベッタリと張り付くように登場した新キャラと仲良く出来る訳がない。おとなしく引き下がるような性格でもないし、正面から張り合おうとする振る舞いにニヤニヤしっぱなしでした。
新キャラとして登場した幼馴染の方も、おとなしくて引っ込み思案がちなのに、杉鹿と張り合う時はそんな側面は欠片も見せずに張り合う所が良い感じでした。この戦い、とっても面白い。しかもこの幼馴染、重度のセガマニア。ゲームの事を知らない人間なら、部に入っても浮くだけじゃないかな...と思っていたのに、むしろ逆の意味で浮きそうな勢いです。キャラが濃いって良い事ですね。
ストーリーの方は、ライバルとも言えるチームが登場。近くの女子高にあるゲーム部が、私たちのいない所で大きな顔はさせん!! とばかりに挑んできます。本当に分かりやすいまでのライバル登場なんですがこのぐらいハッキリと登場すると清々しい気分になれます。決して嫌な雰囲気のするチームでもないし、今後どう話に絡んでくるのか...。主人公を取り巻く恋の行方共々、続きが楽しみ。