も女会の不適切な日常 1

海冬レイジの新作。
「青春を謳歌する」と言う目的だけが掲げられ、ロクに活動をしていない部活・「もっと学園生活を豊かにする善男善女の会 部」に所属している、主人公と女子4人。女子は誰もが主人公の事を気にしつつ、でも主人公が好きなのはその中の1人だけ...と言う状況から話が始まります。
ダラダラと過ごすだけの部活を中心とした日常系? と思わせる導入...なんですが。なんですが!! どーーーしてこうなった!! 四分の一ぐらい読み進めた所からとんでもない方向に話が転がっていきます。前情報で話が物凄い勢いで方向転換するとは聞いていたのですが...こう言う事か。ネタバレ無しで感想を書くのが物凄く難しいのですが...予想もしないような展開が待っています。帯に書かれている『否日常系』と言う謳い文句は、本当にピッタリの表現だ、とだけ言っておこう。
決して好みのタイプの展開ではないのですが、何がどうなってこの展開になり、そしてどんな風に決着をつけるのか? が最後まで気になって一気読みでした。ラストまで読んで完結してない事にビックリし、改めてタイトルを見てみれば巻数表示...。続くのかぁ。この1冊でやった事は、ちょっとだけ主人公が知識を得て振り出しに戻っただけだからなぁ。事態の収束には程遠い。
こんな感じの1冊でした。続きはどうしよう。ユーリが好きなのでそれだけのために読むのもアリか...。出番少なさそうだけど。