フルメタル・パニック! アナザー 3

順調に3冊目。
前巻でD.O.M.S社に託されたAS-1。そのパイロット候補選抜テストが行われたり、ユースフが再来して主人公に再戦を挑んだり、その主人公の通う高校で文化祭があったり...と言う展開。

相変わらずの面白さでした。アデリーナの年相応の感情が剥き出しになったり、ユースフがレギュラー化したりと、読み所たっぷり。アデリーナの話は、主人公が素人ながら時折見せるASのパイロットとしての才能に、本人も気が付かないままに嫉妬する姿が新鮮でした。長年のパイロット経験がひっくり返されるような、行き場のない気持ちが積もりに積もって、一気に爆発する。普段は全く見せないような感情の発露から、とんでもない行動に出る展開には、一時はどうなる事かと思いました。けど、これで一気に2人の距離が近くなったように思います。最後、良い雰囲気だったしなぁ。
ユースフの話も良かったです。前巻のいざこざで国の中でポジションを失い、D.O.M.S社に就職する展開になるのですが、そこでけじめをつけるために主人公との再戦。我が強く、一歩踏み外せば傲慢で嫌なキャラになりそうな所を、戦いを通して分かり合う展開が大変好みです。本気の戦いで築いた絆はとても固そう。主人公とは良い友人になりそうですね。一度わだかまりが解けてしまえば、可愛さすら感じるぐらい良いキャラだと思いました。

話の方も、前巻で登場したテロリストも再度現れ、伏線はバッチリ。続きがとても楽しみです。