龍盤七朝 DRAGONBUSTER 02

久しぶりの新刊。前巻の内容をまっったく覚えていないのですが、何の問題も無く読めました。
途方もない剣の才能を持つ皇女・月華と、彼女に少しだけ手ほどきをした青年・涼孤。龍の如き技を身に宿している涼孤は、その本性を眠らせたまま日々を過ごし、彼を目標に己の技を磨く月華。交わりそうで交わらない二人の生活が淡々と書かれる様が、微妙な不安感を煽ってくれます。一見、変わらぬ日々を過ごしている様に思えても、それでも二人の生活にはそれぞれ、どこか歪みが見える。その歪みがいつ破裂するんだろう...と言う怖さが良かったです。
しかし話の行く末が全く想像出来ないのですが、どうなるんだろう。ラストで涼孤は起きちゃったし...気になる。