神なる姫のイノセンス 3

「ヒメ神」と呼ばれる7人の少女を落とすために、双子の妹に女子高へと放りこまれた主人公のお話の3冊目。
1巻2巻は特定のヒメ神にスポットを当てて話が進みましたが、この3巻は何人かのヒメ神と距離を詰めるような展開。新たにヒメ神が2人登場して、これで7人中6人まで出てきた感じ。特殊な力を持つヒメ神の少女達は、主人公の持つ能力「王の声」で愛情を注がれないと、憎しみを求める「影ヒメ」になってしまうと言う設定上、どこまでも主人公がハーレムを築く下準備が整っている展開がいっそ清々しいぐらい。
ハーレムラブコメの主人公って基本的に鈍感な事が多いのですが、この主人公に限ってはそうじゃないのが好き。まぁ鈍い事は鈍いんですが...。妹に有無を言わさず押し付けられたとは言え、主人公側からハーレムを作る話だし、ヒロイン達も主人公の愛情を貰わないと影ヒメになってしまうし、恋愛関係には基本積極的なのが良いです。ヒロイン側からしたら、最終的に七又かけられる事が決まっていると言うのは決して楽しい事じゃないでしょうが。そんなヒロインの中ではかなみさんが大好きです。デレたツンデレは美味しい。
主人公の従姉が新たにヒメ神の1人として登場。ただヒメ神であるだけでなく、裏に色々と隠し持っていそうな雰囲気が漂っているのが楽しみでもあり怖くもある。凄く今の状況を引っ掻き回す予感しかしない...。悪い人じゃなさそうだから、そんなに心配する必要無いのかも知れないけど、なんかやらかしそうなんだよなぁ。
これで未登場なヒメ神は後1人。素直に考えると、主人公の妹がそうなんだと思うけど、どうなんだろ。