月見月理解の探偵殺人 4
- Title : 月見月理解の探偵殺人 4
- Author : 明月千里 / Illust : mebae
- ISBN:9784797362855 / GA文庫
シリーズ4冊目。ネット上の「探偵殺人ゲーム」の中にあるコミュニティ「黒の箱庭」。主人公の妹がこのコミュニティに関わっていると知り、不安になって調査を始めた主人公。この「黒の箱庭」が主催する、リアルで行われる探偵殺人ゲームに巻き込まれ...と言う展開。
交喙や理解、宮越さんもゲームに巻き込まれ、リアルで探偵殺人ゲームをやるのですが...このゲームがヤバい。ゲーム中で「死亡」判定を受けた人が行方不明になっている状況で、仲間と妹、誰一人失いたくない主人公は、何とかして勝ち残ろうと頭を使って奮闘する展開が良かったです。厳密に決められたルールに従い、頭脳と口先で活路を見出していく。ゲームの要素がいつも以上に、ふんだんに盛り込まれていて、読み応えタップリでした。理解するのに読んでいて頭が痛くなりましたが、ゲームをやるならこのぐらい本格的に書かれていた方が好き。
また、妹との話に進展があったのが良かったです。父親の死に関する真実を伝えられないが故にあったすれ違い。誤解と疑惑が入り交じって、埋まらない溝があった2人の間が、今回の件を通して近づいた事が良かったです。あのまますれ違いっぱなしじゃ、ちょっと報われないし。
一応危機は乗り越えましたが、まだまだ話は終わらず。今回、微妙に出番の少なかった理解ですが、次の巻は多そう。楽しみです。