踊る星降るレネシクル 3
- Title : 踊る星降るレネシクル 3
- Author : 裕時悠示 / Illust : たかやKi
- ISBN:9784797362893 / GA文庫
腕っぷしの強さでは無く、想いの強さを力に変えて戦うランカーバトルが行われているミカホシ学園を舞台にしたお話の3冊目。今回はサバイバルサマーと呼ばれる3日に渡るランカーバトルのお話。バトルロイヤル形式で繰り広げられる大会だが、その直前、ランキングトップの沙良がロリコンと呼ばれるランカーのスキルによって幼女になってしまった。主人公は、力も記憶も9才児になった沙良を守りつつ、サバイバルサマーに挑む事になったのだが...と言う展開。
とても面白かったです。熱い。とにかく熱い!! 恋も戦いも、どちらも最高。
沙良の身の回りの世話や護衛で、主人公が付きっきりになっているのが面白くないすまる。盛大にやきもちを焼いている姿が非常に可愛くて良かったです。しかしヤンデレ化一歩手前ぐらいにいて、ちょっと怖いんですが...基本的に良い子なのでそんな事にはならないと信じてる。すまるだけでは無く、なななもラブコメ参戦で、複数のキャラが入り乱れて繰り広げられるラブコメは良いですね。恋しているキャラはそれだけで魅力的に見える。
そして沙良。小さくなっても沙良ですね。ランカーバトルにも子供ながら果敢に挑むのが凄い。小さな頃から変わらないなぁと思いつつ、主人公とのやりとりに、時折子供らしい姿や、幼馴染である2人の過去をなぞるようなシーンがあるのも良かったです。
また、沙良の母親の話が出てくるんですが、ここからの展開が素晴らしく熱い。嘘で固められた偽物を本物と思い、喜ぶ沙良。それを嘘だと教えたいけれど、喜んでいる姿を見て何も言えない主人公。そんな哀しげな主人公を見て、喜べなくなった沙良。どちらの気持ちも分かるから、読んでいて凄く切なくなりました。けど、そんな現状をそのまま受け入れるようなキャラたちじゃない。策にハマって厳しい状況に追い込まれても、絆でそれを跳ね除けて前に進む展開が最高でした。
この素晴らしい熱さがあるから、このシリーズは読まずにいられない。続きも楽しみです。