海辺の王
- Title : 海辺の王
- Author : しらせはる / Illust : はやせあきら
- ISBN:9784086014793 / コバルト文庫
ヒロインは海辺の国の王太子・カイルの元へと嫁いだ姫・レイリア。しかしカイルは病弱との事で人前に出てくる事が無く、結婚したとは言え、長い間顔を合わせる事も無かった。ある日、王子が人前に出てこない理由を知り、長年募らせた想いを告げて、遂に一夜を共にして...と言う感じに話が始まります。
エロイと言う噂を耳にして、コバルトでエロってなんぞ? 思い読んでみました。コバルト文庫だしストーリー重視だろう...と思っていたのですが、そんな事も無かったのにはビックリ。中身は完全に官能小説でした。あとがき読んだら、最初から官能小説のつもりで書かれたものらしく。そうか、そりゃエロイわ。ひと通りのシチュエーションが1冊の中にキチンと用意されている辺り、ちゃんと計算されて作られているなぁと思いました。
ストーリー的にはカイルとレイリアの甘い日々が中心。カイルは実は海の王・ネプチューンでもあると言う設定で、陸にいられる時間が少なく、2人で会える時間は基本的に愛しあう訳ですが...王子とレイリアは会えない時間の方が長い訳で。その間、レイリアが無防備過ぎて危険が一杯。優しい性格の現れ...とも言えるけど、ここまで無防備だと、無意識に誘っているようにしか思えないよ! これは王子も気が気じゃないだろうなぁ。陸の人間以外にも、レイリアは意図しない魅力で色々惹きつけるし。海の王の眷属には魚とか海蛇とかイカとかいるんだぜ...。
殆どエロ中心な話でしたが、それでも、最初からベッタリだった2人が、様々な困難を乗り越えて最後には更に愛情が深まっていく展開は良かったです。愛情に上限は無いですね。お幸せに。