ウェスタディアの双星 8
- Title : ウェスタディアの双星 8 最終決戦の章
- Author : 小河正岳 / Illust : 津雪
- ISBN:9784048701297 / 電撃文庫
シリーズ最終巻。三国同盟を打ち立て、大国・ルフェールからの脱却を図ったウェスタディア。粛清のために押し寄せてくるルフェールの大軍との戦争が始まる...と言う展開。
同盟を組んで連合軍として戦おうにも、それでも相手の方が数が多い。そんな劣勢の中、小さな国が連合して立ち向かう。その展開が凄く熱くて良かったです。国の存亡もかかっているんですが、それよりも大きな、同盟が大国からの独立を勝ち取るための重要な戦い。普段以上の意気込みが感じられて、素晴らしかったと思います。
そしてバドエル。国の一部を見捨てないため、戦略上は放棄して守りを固めるべき地域を守るべく、単身飛び出して行ったバドエルは、軍人としては正しくなかったのかも知れませんが、あそこでその選択をしないバドエルは見たくなかったし、まさに英雄らしさを見せてもらいました。
しかしこの終わり方は...微妙に納得行かない。もう少し後日談が欲しく思いました。最後の最後まで展開が早かった印象が強かったです。必要な事はちゃんと書いてあるので、楽しむ分にはなんの問題も無かったのですが、もう少しユックリ書かれると、また違った印象になったんじゃないかと思うと、少し勿体無い気分。
これにて完結。次回作にも期待しています。