東京レイヴンズ 2

土御門家に生まれたものの、陰陽道とは無縁の生活を送っていた高校生の主人公が、陰陽道が絡んだ事件に巻き込まれる...と言うお話の2冊目。この巻では陰陽師育成機関・陰陽塾へ入塾し、そこでの学園生活をメインとして話が進みます。
色々と設定が固められていく感じの内容でした。話もそれなりに進むけど、本番はまだまだこれからと言う印象が強かったです。家から託された主人公の使い魔が狐耳の幼女式神だったり、学校では男装して男として通しているメインヒロインに気がありそうなサブヒロインとか、キャラクタも増量。着々と準備が整っていくように感じられて妙な高揚感がありました。
また、突然の編入、そして土御門の名前で最初はクラスに溶け込めなかった主人公ですが、持ち前の真っ直ぐな性格で持って仲間を増やしていく展開が素敵。王道だなぁ。そして一通り読み終わって、人間関係が凄く拗れそうな状況になっているのが楽しみで仕方ありません。伏線もあれこれ増えたし、ホントどうなるんだろ。次の巻がとても楽しみです。