暴走少女と妄想少年

第1回『このライトノベルがすごい!』大賞・優秀賞受賞作。
主人公は高校生。入学式の日、登校の途中で突然門の上から飛び降りてきたヒロイン・武瑠にぶつかられ、鎖骨を骨折。その時聞いた言葉は、「友達になってくれないか?」暴走する少女と妄想逞しい少年が出会った所から始まるお話です。
微妙。ヒロインの性格があんまりにもアレ過ぎて、どうにも好きになれませんでした。タイトル通り、本当に暴走少女。初対面の相手に怪我させといて、その対応は無いだろう。主人公も主人公で、何でこれで友達になろうと思えるのか...。ヒロインの友達作りを主人公が手伝う感じで話が進むのですが、いつまで経ってもヒロインの性格はアレなままだし、そりゃ友達も出来ないだろうと思うのは自分だけでしょうか。ラブコメと言うほど恋愛成分が豊富だったようにも感じなかったしなぁ。一応、終盤で少しそれっぽい感じになりますが、それまでそれまでなので、イマサラ感が抜けない...。
しかし、これだけ振り回されてもめげない主人公はある意味凄い。されるがままのヘタレじゃないのは良い事ですね。