アスカ 麻雀餓狼伝

吉村夜が書く、本格麻雀ラノベ。家族と上手く行かず、祖父に仕込まれた麻雀で生きていきたいと本気で考えている男子高校生が主人公。ハイレートな雀荘で賭麻雀に挑み、そこで麻雀で生計を立てている女性と出会い...と言う感じで話が始まります。

予想以上にガッツリと麻雀でビックリ。作者は本気で麻雀が書きたかったんだな、と納得のお話でした。賭麻雀が題材なだけあって、イカサマ技も飛び交い、さらには裏切りと騙しあいでドンドンと心が傷ついていく主人公。しかし厳しい展開の中にも、救いが残されているのが、とても吉村夜らしいなぁと思いながら読んでいました。
ラストがアッサリ気味でしたが、麻雀がメインのお話ならこのぐらいが良いのかも。それなりに楽しかったです。