狼と香辛料 13

狼と香辛料』シリーズの新刊はSide Colors...と言う事で短編集。全部で4編収録。

1話2話は、いつも通りのベタ甘展開の短編だなぁぐらいにしか思わず読んでいたのですが、3話が物凄い破壊力でやられました。ホロ視点の短編なのですが、これは猛烈に悶える。多分、この話をロレンス視点で読んでも「いつも通りだ」としか感じない気がするのですが、ホロの立場から読むとヤバい。ホロってここまでベタ惚れしてるの!? と、正直ビックリしながらもニヤニヤが止まりませんでした。ごちそうさまとしか言いようが無い。

また、続く話は久しぶりに登場のノーラを主役に置いた中編。こちらの視点はとても意外なキャラに置かれているのですが、それが逆に良かったです。エネクがとても素敵。ノーラがモフっているのを読んで、犬も良いなぁと思ったり。猫派なんですが。
しかしノーラは強い娘ですね。これだけ頑張っている姿を目の当たりにすると、幸せになって欲しいと願わずにはいられません。この話の後にどんな道を歩むのかは分かりませんが、笑顔でいて欲しいなぁ。